2014-07-19 手ぶらで帰る。 買物に行った。 よく着る服を並べて、写真に撮って。 どんな色の、何を買うか、リストにして。 「コレ!」というのが、なかなか、ない。 ついに見つけた運命の一着。吸い寄せられるように、手に取った。 「あれ、これ…?」 春先に買ったものだった。一人にんまりして、店を出た。 くくく、と笑いそうだった。あのときも確か、一目惚れだった。 欲しいものは、似たものなんだ。